★★★ ■小さいけれど、大きく育つヒント。 ★★★ |
★★★運命向上委員会→BEは幸せ発電所○★★★ |
見せかけだけの癒やしより心のDNAで運命を科学する |
○清く正しく美しく//著名人を誉めたり貶したりしつつ自分を磨く☆ |
2 0 1 7 年(灯酉)●11月 宝亥 // 移 動 祝 祭 日 |
■11月分一覧 (2017年●目次) |
藤崎慎吾●風待町医院異星人科の矛盾と異様(2017_1101) |
廣末登●組長の妻、はじめます。の愛と闇(2017_1104) |
手島史詞●僕の珈琲店には小さな魔法使いが居候しているの儚さ(2017_1106) |
一雫ライオン●ダー・天使は愛娘の凛に贈る熱気ある生前遺書(2017_1111) |
藤井清美●明治ガールズ 富岡製糸場で青春をの乾いた熱気(2017_1118) |
紫原明子●家族無計画どころか毒夢始まりで未来なし(2017_1120) |
和月伸宏 児童ポルノ禁止法違反摘発と黒碕薫との歪んだ夫婦生活●2017_1124 |
鈴木輝一郎●桶狭間の四人 光秀の逆転と作家の素顔(2017_1127) |
倉阪鬼一郎●からくり亭の推し理の苦悩は家庭にあり(2017_1129) |
■2017年11月01日(水)海辰 |
藤崎慎吾○風待町医院異星人科の矛盾と異様 |
○科学雑誌の編集者や記者、 映像ソフトのプロデューサーなどをするかたわら小説を書き、 99年(畑卯)の「クリスタルサイレンス」でデビュー。 同作は、SFが読みたい!2000年版で第1位となり、 14年(木午)の主導DNA半会年に、本名(遠藤慎一)で応募した 『「恐怖の谷」から「恍惚の峰」へ 〜 その政策的応用』が、 第一回日経「星新一賞」を受賞した藤崎慎吾(62-0305/海寅)の 『風 待 町 医 院 異 星 人 科』が、 06月20日(山寅)のDNA「車」の「寅」重なりに上梓された。 同作は、海辺の町での少年と異星人との交流を 色彩豊かに描いたノスタルジックSFで、 海にも山にも近く自然に恵まれた風待町。 幼い頃の病気の後遺症で左脚に難があるため、 孤独な放課後を過ごしている小学五年生の久延丕彦(ともひこ)は、 ある日、砂浜で太陽の滴が落ちるのを見た。 そして町の古びた風待町医院の看護婦さんが運転する 軽トラックの荷台から何かが転げ落ちた。 それは、ぷよぷよした青い塊だったが、丕彦が手にして遊んでいると、 生まれたての赤ん坊そっくりになった。 そして砂浜で見かける度に、トモヒコと名付けたその子供は成長してゆき、 ある日膨らんだ腹から肌色の塊が落ちて、また、赤ん坊の姿になった。 (ミムスという異星人で細胞分裂で増殖するらしい) やがてトモヒコが動かなくなり、丕彦は偶然、風待町医院がとんでもない 秘密を抱えていることを知る。 それは、この医院に異星人専門の医師がいることだった── あなたの郷里にもあったかもしれない、謎めいた個人病院。 丕彦は将来、そんな医師たちの仲間入りを出来るのか。 それとも、そんな記憶は全て抹殺されてしまうのか。 少年期にありがちな憧憬と片付けてしまうには、 意外や奥の浅からぬ逸作で、奥が深かった。 「五月の海と、見えない漂着物」「路地裏の裏の路地と、幽霊喫茶店」 「雪空に舞う鳥と、ラジオのさえずり」「アジサイの海と、雨に踊る河童たち」 「巨大ザメの歯と、奪われた標本」の五編からなる どんよりした中にも光がある不思議な読後感。 宇宙はとても不思議なのがあたりまえだね。 東京の北都出身で、埼玉大学教養学部を卒業。 現在は埼玉県川越市内に居住している藤崎は、 「鳳」主導で、豊かな発信力を内包する勢いと深みあり。 「鳳+鳳」は、気安く粘り強い人生を送り、 ゆっくりしているようで、スイッチさえ入れば、 常人の何倍ものスピードで走り抜けるが、頑固で不器用でもある。 「鳳+貫」は、時代の先端を行くよりは、 どこか異世界に入りこみ、廻り道をしやすい。 「海+鳳+寅月」は、懐古趣味で、すなわち少年の気持ちを失わず。 悪意のない見栄をはったり、ありもしない世界を さも見てきたように大袈裟に伝えようとする。 怒られそうだが、感覚だけで仕事をしやすいので、 精神的な消耗は半端ではなく、何らかの持病は抱えているはず。 一般人には見えないものが見えてしまい、疲れるだろうが、 それを他者は、閃きが卓越しているとしか思わぬので不満あり。 儚さのある病的な心持ち。 「寅」年生まれ「海寅」は、正面突破の王道勝負を挑む。 伴星は「牽」で、自己に厳しく人を育てる役割意識の賜物。 洩星は「貫」で、単独行動。 導星は「鳳」で、趣味みたいな人生行程。 宿命の特長は、初春午前四時頃の「海」で、未だ薄暗いなかにも、 海の底からまばゆいばかりの光が強烈に漏れてくる、ありえない光景で、 目を凝らせば、深い森のようなものが海の中から浮かび上がってくる。 とはいえ金性ゼロ(DNA龍/玉なし)という、 浄化装置のない塩分の恐ろしく濃いような「海」は、 そこに拡がる森も、泳いでいるであろう魚も、 むろん鏡の向こう側の世界と思えばわかりやすい。 油断すると、早期に認知症になりやすく、常日頃から頭を鍛えておく必要あり。 頭が良いか悪いか、使うか使わないかで極度に決まるもので、 この人は、無限大の創造力を駆使していると思われるので、 頭が良いに決まっているが、一般常識に長けているかは疑問。 年干支も月干支も日干支も「海寅」で、自意識過剰、何でも自分が一番。 全身全霊で何かに衝突していく元気さがあるが、 それだけに何度も何度もやり直さねばならぬこともあり。 干支番号は、39の一点濃厚で、あれもこれも出来ず、 ひとつのことに集中するだけで、下手に動くべきではない。 表も裏もないが、雑にもならぬようにしたい。 後天運は初旬「1歳雨卯」は、DNA「石」の仲間作り。 或いは仲間との確執など。 妥協することもあれば、追い込まれ薄まることもあった。 2旬「11歳木辰」は、DNA「鳳」の主導DNAで自己確立。 10年運天冲殺で、一気に趣味的な表現力の部分が開花して、 自分が何者かも確認したはずだ。 3旬「21歳草巳」は、同じく10年運天冲殺のDNA「調」の害。 独創性の害になるため、反発反抗のうねり大きくなり、 現状に満足が出来ぬようになり、就職はしたものの休職して、 米メリーランド大学大学院海洋・河口部環境科学専攻修士課程へ留学。 不満はつのろうと、それは消化すべきで、留学にしても自己発揮。 年支も月支も日支も同じ「巳」なので、 拡がったあげく空中分解したようなもので無茶苦茶。 その結果に研究者の道に進まず退職では、良質とは言い難い。 4旬「31歳陽午」はDNA「禄」の半会で引力本能全開。 科学雑誌の編集者や記者、映像ソフトのプロデューサーなどをするかたわら、 作家デビューもしたが、相当活躍もできて引力本能も抜群。 組織に残って自然な流れであったならば、たとえ同じように作家となろうと、 もう少し違う次元になっていたはず。 害であろうと10年運天冲殺は、自己発揮ではなく、 自然界の意志で動くべきだったはず。 なので成功も中途半端ながら、川越に居を構えるに至る。 5旬「41歳灯未」は、DNA「司」の地道も、 天干の「海」は全て木性の「木」になり、地支の「寅」に根っこがあるので、 相当強い森みたいなものになって、それなりに目立ったろうが、 恐ろしくて編集者も読者も近づかねば、鬱蒼とした森があっただけ。 何の仕事もないわけではなくとも、前旬に比して動きが鈍くなった状態。 現在の6旬「51歳山申」はDNA「車」の天剋地冲で大逆転。 何かに追い立てられるように、壊されていく。 金性の創造力はなくても、どさくさの崩壊で、何でも飛び出てくる。 どこかの国の野党なみだね。 だから本名でも応募して主導DNA「鳳」年には星新一賞受賞。 遠回りはしたけれど、存在感は見せつけられた次第。 この後は7旬「61歳畑酉」はDNA「牽」の名誉も決め手なし。 何かの審査委員でも仰せつかるようでも大きな満足はなし。 そして8旬「71歳鉄戌」は、DNA「龍」の改良改革。 ありえない金性の成果半会で、 これまでにない創作意欲が発生すれば蘇生どころか大躍進。 新たな境地を開いて、完全復活の素晴らしき道。 とはいえ、やる気がたいしてなければ老体をさらして楽なだけ。 人間としての生き方が問われるのだろうね。 さて、既婚のようで妻と息子が一人おり、 妻は仕事をしているのか、朝食をつくる係りは藤崎だという。 「海」好きは、毎年江ノ島に初詣に出かけるなど相変わらずで結構だが、 あなたが流れて行く水自身であるだけで、そこには水源地がない。 それでいいのかと問われれば、否であろう。 なので頻繁にでてくる岩場なり砂浜なのだが、 わかりやすいのは都会であろう。 もっとも本人は「鳳」主導らしくblogでは川越の四季を愛でる。 そのあたりが矛盾いっぱいで、この人は「海」好きで「海」なのだから、 「海」沿いに住まねば納得がいかないのではと残念に思う☆ |
■2017年11月04日(土)草未 |
廣末登○組長の妻、はじめます。女ギャング亜弓姐さんの超ワル人生懺悔録の愛と闇 |
○博多出身のため口癖が「バッテンさん」と大阪で呼ばれているという 犯罪社会学者の廣末登(70-0327/陽午)が、女ギャングの首領が更生するために、 ヤクザの組長になった女性から聞き書きした 『組長の妻、はじめます。 女ギャング亜弓姐さんの超ワル人生懺悔録』を、 09月15日(草巳)の主導DNA「玉」日に上梓した。 喧嘩上等、シャブは日常・・・・・。 高級車窃盗団ボスだったナニワ猛女の波乱爆笑!? 大阪府警で知らぬ者なしのナニワの猛女、亜弓姐さんが、 悪事から足を洗い、晴れて極妻となるまでを、涙と笑いで大告白! 「懲りない女と笑ってください──」 中一でワルに目覚め、高校もシンナーを注意した教師を蹴り倒して、 一カ月で退学のヤンチャ娘はアウトロー街道をまっしぐら。 パトカーに追われ骨折した恥骨の痛みをシャブでかき消しながら、 男どもをアゴで使い、高級車窃盗団を率いて荒稼ぎで大忙しの毎日。 指名手配中はなぜかヒットマンと逃避行。 警官の車中での威嚇射撃で殺されかけ御用となるも、 度々の刑務所では「喧嘩上等」「満期上等」で懲罰の独房常駐。 隣にはあの林真須美死刑囚が──。 度々の逮捕と服役で大阪府警の有名人、裏社会でも「知らん奴はモグリや」と 囁かれた悪名高き彼女が、悪事から足を洗い、晴れて〜極道の妻となるまでの 笑いと涙のアブナイ半生を恥を忍んで告白した、いたって真面目な代物。 目次を眺めただけでも卒倒しそうな内容だが、 学者が代わって綴った超ワル懺悔に どれほどの人生訓を見いだせるかはともかく、まるで映画だ。 福岡県福岡市出身で、現在は同市中央区六本松を根城にしており、 01年(宝巳)の干合年に北九州市立大学法学部を卒業、 05年(草酉)の主導DNA年に、同大学法学研究科法律学専攻課程修了、 08年(山子)のDNA「鳳」の対冲年に、 同大学社会システム研究科地域社会研究科博士後期課程修了、博士(学術)。 09年(畑丑)のDNA「調」の害年に、 当時民主党候補だった渡辺浩一郎(44-0531/草未)の 選挙活動を手伝った縁で当選後秘書となるも、 さすがに毒始まりでは、体調を崩し三年半で辞職。 現在は葬儀社で夜勤をしながら、 久留米大学文学部非常勤講師(社会病理学)でもある廣末は、 DNA「玉」冲殺主導で、生地生家なり、組織や旧いもの、 年長の女性の犠牲や肩代わり等になりやすい面あり。 とはいえ才能もこの「玉」となり、 良く言えば、ツテをたどって人心をたぶらかす。 「玉冲+鳳」は、自己を上手いこと棚上げして仕事に励む。 存外、その世界にドップリ浸かっている可能性あり。 「玉冲+石」は、ズル賢く嘘八百も芸のうち。脚色しすぎか。 「玉冲+禄」は、意識せずとも妙な計算をして生活に役立てる。 「玉冲+調」は、その筋にだけ通用する常識に明るく、歩く辞書。 「陽+玉冲+卯月」は、喰うために王道ではない小賢しい知恵を使う。 「戌」年生まれ「陽午」は、仲介者で実はその世界の代弁者。 伴星は「玉」で、生涯調査で勉強で犯罪に寄り添う。 洩星は「玉」で、身内同然な人の助け。 導星は「禄」で、他人に終了させられる。お縄だけは勘弁してくれ。 宿命の特長は、仲春午前六時頃の太陽で、中規模な都市を照らすものだが、 朝早い時刻の陽光の光は不安定で、時に曇る。 その気になれば乗りの良い、お調子者の生月冲殺なので、 動くのはやぶさかではないが、年干の「鉄」も、冲殺しているとはいえ 月干の「畑」も干合でブレないと言えば聞こえは良いが、 次元が上がりようがないので、限定した領域で、 可能な範囲で掘り下げる必要があった。 それが本人には犯罪心理学であり、若者が何故ヤクザになったであり、 組長の娘もまたヤクザになるような環境。 あとは、もうひとつ弾けきらない理由は、 水性ゼロ(DNA車/牽なし)の野人で、明確な責任がないこと。 これが弱点にも売りでもあるのだから、あれこれ言えるものではない。 ただ、自尊心は皆無で、いわゆる普通の人と同じように 働くの気持ちはさらさらないので、学術調査という錦の御旗を掲げ、 野人らしく、生月冲殺の挫折をものともせず、努力はしているのだろう。 年干支の「鉄戌」は、危機察知能力に長ける。 野暮ったいが、ずうずうしく懐に入りこむのが得手。 月干支の「畑卯」は、協調性ある庶民性。向こう見ず。 そして日干支の「陽午」は、危険な部分にも飛び込む挑戦者。 他人の運を乗っ取り成長する、ヤクザもうかうか出来ない。 干支番号構成は、47-16-43と北方南方西方の限定領域。 東方欠けでやや前進力に難があるが、専門を深く掘り下げるだけだ。 後天運は、初旬「3歳鉄辰」が、年干支「鉄戌」を納音するため、 初旬条件ありとなり成功運型。 DNA「禄」は、常に感謝と奉仕を忘れない優しさが強化されたが、 そこは家の犠牲となる生月冲殺らしく、実際は年干支「鉄辰」の納音もあり、 教員をしていたという父親の教育方針とかで、小学校一〜二年生は登校せず、 三年生になって初めて学校に通えるようになったという。 2旬「13歳宝巳」は、DNA「司」の干合変化に堅実さだが、 冲殺もあり逆転のブレブレは、喧嘩にあけくれ、 バイトをしながら、高校には進学せず、家裁送致は2回、 交通裁判所にも1回という経験。 その後、DCブランドの店員になるも悪さの限り。 東京に出るも続かず、「中卒は天然記念物」と言われブチ切れ、 帰郷して、通信制高校入り。 3旬「23歳海午」は、ありえない水性のDNA「車」の刑。 97年(灯丑)の害年に北九州市立大学に入学。そこから大学院にまで進んだのは、 内側の衝突は気になるも、年支「戌」は半会もあったからだろう。 突如やる気がでて、危険地帯に脚を踏みこむ。 4旬「33歳雨未」は、同じくありえないDNA「牽」の支合。 月支「卯」の半会は、妙な自信もあり、またひとつ飛躍の時期で、 自分の立ち位置は明確にされ、格好がつく。 衆議院議員の政策秘書官を務めたのもこの時期。 現在の5旬「43歳木申」は、DNA「龍」で木性強化。 月干「畑」の干合で、進み行く方向の変化で、 テキヤに就職し、裏社会をも垣間見る。また、創造力調査力の応援が濃くなり、 さらに「木」の重なった14年(木午)には、 「若者はなぜヤクザになったのか――暴力団加入要因の研究」を刊行。 元不良の経験がものをいったのだろう。 火力が強くなり、いくら生月冲殺の不安定さはあろうが、 明るく光り輝き、「申」内「海」もまだ援軍となる。 今後は6旬「53歳草酉」が、DNA「玉」の主導DNAで自己確立。 月干支「畑卯」の天剋地冲もあり、腹をくくって、 さらに専門家として、踏み込めれば、存在意義は確固たるものになるが、 水性の恩恵は一切なくなるので、現場に出られるかは疑問で、 これまでのフィールドワークを机上で構築する。 7旬「63歳陽戌」は、DNA「貫」の大半会で容赦のない事件あり。 似たような者の出現なのか、自分を守ることになるが、 それがまた能力を磨くことになる、30年間の変剋律開始として活かすしかない。 8旬「73歳灯亥」は、協調性和合性のDNA「石」。 妥協屈辱を受けたくなければ、政治力を使わねばならぬ苦悩も、 「亥」内「海」を使用すれば、一家言ある重鎮ともなるが、 最晩年を加味すると稼働は未知数。 さて、作家は名乗っているが、本職は学者という道を用意しているので、 内容はともかく、綿密な取材とそれ相当の解釈で曖昧にしてあるのは否めずも、 「玉」冲殺主導は、姐さんには縁ありで、 上手く話は引きだしているのは感服もの。 しかし、読み物としての痛快さや、 おっかなびっくりな気持で、その世界を覗いても、 また、廣末が肯定しないと明言しようと、後味は微妙なので、 組長の妻のノロケというか、ラブストーリーとして読む方がわかりやすい☆ |
■2017年11月06日(月)灯酉 |
手島史詞○僕の珈琲店には小さな魔法使いが居候しているの儚さ |
○福岡県出身の二期会所属声楽家で、京都市立芸術大学音楽部助教だった、 害の関係の故.手島孝教(47-0110/畑丑)を父親に持ち、 守護神三合会局年だった06年(陽戌)のDNA「禄」年に、 投稿作「星の歌」が第8回日本SF新人賞最終候補作に選出。 翌07年(灯亥)のDNA「司」の守護神干合年に、 投稿作「砂のレクイエム」が第19回ファンタジア大賞で「佳作」を受賞し、 同作を改題・改稿した「沙の園に唄って」によって、 同年09月(畑酉)に富士見ファンタジア文庫よりデビューした 手島史詞(81-0305/海午)の 『僕の珈琲店には小さな魔法使いが居候している』が、 07月29日(灯巳)の、「灯」重なりの「未」月の DNA「司」の干合方三位日に上梓された。 同作は、異様に握力があるという妙な特性を持ち、 ある事件がキッカケとなり、浪人生になってしまった九条篤志。 文学と古書の街、神保町の裏路地にあるような設定の バイト先の珈琲店「ロッコ」でおいしい珈琲を淹れることに腐心する日々の中、 気がかりが一つあった。 それは店の片隅で平日の昼間からランドセルを傍らに 香りだけで銘柄をあて、小学生なのに珈琲を飲む亜理寿のこと。 そんなある日、魔法使いを自称するその少女から 篤志はある悩みを打ち明けられて―― 「人を殺してほしいようなことを言われました。 断ると今度はわたしが殺されてしまうそうで、少しだけ困っています」。 これは小さな魔法使いと若い珈琲係「バリスタ」が紡ぐ奇跡の物語であり、 ライトノベル系の恋だの愛だのの話ではなく、 家族というものに、斜めから取り組んだ心くすぐる小品で、 出だしが不思議系不可解系の、この作者にしては着地点は良かった。 最後まで読めば、手島の家族に対する深い愛情をくみ取れ、 感動できること請け合いだ。 大阪または京都に居住しながら、彫金系の工場に勤務経験があり、 現在は、東京都立川市在住と思われる手島は、 DNA「鳳」主導で、冷静で深い観察力を持つ。 才能もこの「鳳」で、豊かな探究心と表現力の持ち主で、 力を抜いたところのある遊び人。彫金師は似合っていたかもしれぬ。 「鳳+玉」は、自分には冷静も他者に対しては、王道の常識を求めるが、 冲殺されているため、男性にも関わらず、母親目線的になる。 「玉」×2あり、無理をしていないようで無理をする。 「鳳+司」は、忍耐力は。私生活は地味なお父さんでいたいと願うも、難しい。 だから、耐えることには慣れているが、プラモの収集などの趣味は、 そろそろ卒業しないと、売れるものも売れない。 「鳳+龍」は、内面葛藤激しい美的センス所有者も、 存外現実的な面が強いので、強欲上等でもある。 「海+鳳+寅月」は、創作はほぼ閃き。 「酉」年生まれ「海午」は仕事大好きの生年冲殺だが、 内外シーソーでもあり、私的面は犠牲になる。 伴星は「禄」で、全くつかみ所のない人生。 導星は「鳳」で、なし崩しに始まり、 洩星は「司」で、自分の意志で色々決まるが、 生年冲殺なのに、流れに乗れているかだけが心配。 宿命の特長は、早春午前四時頃の岩場に打ち寄せる「海」。 総エネルギー176点と身弱だが、 創造力を司る金性は、年干の「宝」と月干の「鉄」にと、 引き出しは多く、ライトノベル以外の分野への進出も望まれる。 とはいえ、前記のごとく軽快なので、警戒もされぬ利点あり。 少々厄介な内外シーソーの「海午」の異常干支としては、薄い。 そこが利点も難点でもあり。 朝から海辺でやっている青空図書館なり、水揚げされたばかりの海産物を、 簡単に料理してだす、お手軽な飯処にも見えてくる。 年干支の「宝酉」は、博学だが毒にも薬にもなりにくい感性。 月干支の「鉄寅」は、硬軟併せ持つ臨機応変型で、理想高く前進あるのみ。 そして日干支の「海午」は、自己中心的で感情起伏の激しいお天気屋。 こうと決めたことは、猛烈な勢いでこなすが、 瞬間スピードがあるだけで持続力なし。 常に戦場の中で、何らかの役割を担っている人物でもある 干支番号構成は、58-27-19で北方起点の南方二点も、 さほど拡がりのあるデルタを形成してはおらず、 どれだけテーマを掘り下げることが出来るか否か。 後天運は、初旬「10歳畑丑」は、冲殺年支「酉」を半会するも、 DNA「牽」の害で、遅咲きのうえに、不名誉の多い若年期。 00年(鉄辰)のDNA「龍」のお別れ年には、 年干支「宝酉」を大半会されるとはいえ、 目下縁の薄い午未天冲殺で、害の関係の父親をなくしている。 (97年/灯丑の干合支害年の可能性もあり) また、結婚相手にもなる福岡県出身の女性とも出会っている。 2旬「20歳山子」はDNA「車」の天剋地冲で、猛烈に働く。 30年間の才能が磨かれる変剋律のスタートで、 まずは、仕事命の申酉の生年冲殺にしては、 働くことにより才能も開花するのだが、 年干支を大半会する01年(宝巳)に、内外シーソーで、 害の10年運に遭遇した相手と結婚してしまっているばかりか、 子供二人も誕生しているが、デビューもしている。 現在の3旬「30歳灯亥」は、DNA「司」の地道な10年運だが、 干合という変節もあったためか、11年(宝卯)の、年干支「宝酉」の納音を伴う DNA「玉」のひとつの流れを極める年に専業作家宣言。 また12年(海辰)のDNA「貫」年には、長野県内に引越。 さらに14年(木午)の主導DNA「鳳」年には、 東京に出てきているのだが、一切動機は不明。 ある意味、次元を上げてはいるのだろうが、 単に変化をすることにより、才能を磨いているようにも思える。 今後は4旬「40歳陽戌」は、DNA「禄」の半会で、感謝と奉仕。 蓄積ではなく、財なり知恵なりを回転させることで、 同様に才能が磨かれるので、これまで以上の売れ方をする可能性あり。 ただし年干支「宝酉」の干合支害もあるので、 望まない仕事も存分に引き受けるというのが条件だろう。 5旬「50歳草酉」は、DNA「調」の10年運天冲殺。 これまで以上に独創的路線を極めるか、繊細な感性を駆使して、 少女小説オンリーとなるかなどの偏りさえあれば、 とてつもなく仕事運が伸びる気配である。 6旬「60歳木申」は、主導DNA「鳳」の10年運天冲殺で自己確立。 この10年運は多種多彩がテーマで、男性的感性に特化することで、さらに上昇。 7旬「70歳雨未」は、さすがに失速のDNA「石」の妥協。 8旬「80歳海午」は、DNA「貫」の律音で、集中力がテーマだが、 さすがに年齢的に、活動の幅が拡大するわけもない。 さて、手島は内外シーソーの生年冲殺であり、 親や仕事の犠牲であったり、仕事良ければ私生活が破綻するなど、 公私が共に上昇することは、全くありえない運型。 (繰り返すがプラモの収集など趣味は封印しろよ〜)にも関わらず、 若年の害の10年運で出会った女性と結婚したものだから、 第一子男児(02-1102/木戌)は、父親とは共通干支も大半会もある関係で、 手島の主導DNA「鳳」の半会日に誕生しているとはいえ、 私生活に活路を見いだせず、異性の首を真綿で絞め殺すような とてつもない迫力と因縁を秘めた、俗にいうさげ▼▼の日座冲殺で、 第二子女児(05-0403/灯巳)に至っては、日干は干合するため 可愛いに違いないが、共通干のない、目下の(親剋しの)子丑天冲殺であり、 兄の天冲殺害年、手島の天冲殺年に誕生するという、危うい一家になっている。 では、子らの母親はどうしたかといえば、 13年(雨巳)05月21日(灯亥)の干合日に風邪をひいた話以来、 twitterには一切登場しなくなり、 あたかも手島が一人で二人の子を育てているような記述しか見えてこない。 これは推測するに、妻が辰巳天冲殺(木午か草未なのだろう)で、 出会いが00年(鉄辰)で、結婚が01年(宝巳)だったのではないだろうか。 手島は10年運害の出会いだし、相手は夢の中。 これも、ずっと居所を変えねば持続した可能性ありだが、 そこから一廻りした天冲殺が水性なので、12年(海辰)に長野へ移住したところ、 手島との生活に耐えられなくなり、13年(雨巳)に離婚したか、 長男が「木戌」で、DNA「玉」年、 長女が子丑天冲殺の水性ゼロ(DNA牽/車なし)なので、 ありえない水性年もあり、何らかの事故死や病死になったかである。 そこで、手島は長野にとどまれなくなり、 新車を手にして、上京したという流れが見える。 手島は後書きに「私が風邪をひいたらスーパーに行ったり 洗いもんしてくれた子供たち」と感謝の気持ちを表しているが、 親が事故死するような設定の本作を考えれば、 大変せつない気持ちになることを記しておきたい。 主人公は息子であり、魔法使いは娘なのであろうな。 これが手島流の妻への愛あるメッセージなんだろうね。 それで「魔法というのは、人のために使う力です。 だから、自分のために使えないんです」だし、 また「親というものは、我が子が誇れる親でありたい」だよね。 (本書における)運命の17年07月04日は「海辰」。 これを13年に置き換えれば、「宝未」。 手島のDNA「玉」の支合日で、過去の清算。 その日に妻に何かがあったんだろうね。 米国では独立記念日だが、手島にとっては魔法使いが何かをした日。 そして13年の12月18日(山午)に最終結論がでたはずだ。 (父親関連の日であるかもしれないが・・・) 哀しい話なんだろうが、暗くないのは良い。 あとは趣味封印で、膝や腰をいたわったり胃痙攣も回避だね。 手島よ。それも、キミが選んだ人生だ☆ (ちなみに俳優の忍成修吾とは同一生年月日である) |
■2017年11月11日(土)海寅 |
一雫ライオン○ダー・天使は愛娘の凛に贈る熱気ある生前遺書 |
○本名の若林謙として活動している時は、売れない俳優で、 年干支「雨丑」の干合支合を伴う、 (年干の雨は灯になり、主導するDNA「龍」が強化) 屈辱的なDNA「石」年だった08年(山子)に、 リストラ宣告されたため、 「東京深夜舞台」を結成し、脚本家として活動を始め、 映画「サブイボマスク」や「イイネ!イイネ!イイネ!」、 AKB関連のテレビドラマなどを書いてきた 一雫ライオン(73-0712/畑酉)が、 09月25日(草卯)のDNA「車」の天剋地冲天冲殺日に、 初の書き下ろし小説『ダー・天使』を上梓した。 同作は、東京都杉並区阿佐ヶ谷南のパール商店街の電器店で働く 元不良の主人公が、駅ビルの蕎麦屋で働く妻と結婚し、 幼い娘とともに、慎ましくも幸せに暮らしていたが、 ある日、娘の誕生日プレゼントと後輩の結婚祝いを買いに お台場の商業施設に出かけた際に、 突然現れた通り魔から家族を守ろうとして命を落としてしまう。 天国に昇った彼は、17歳の少年という設定ながら忙しい神と交渉し、 「天使」として地上へと戻るが、誰からも姿は見えず、 手助けも出来ないまま、ただひたすらに妻子を見守り続ける話。 幼かった娘は、中学生になり、高校生になり、 そして、ある目的を達成するために、様々な経験をし、 妻は妻で、淡々と暮らしながら、やがて・・・。 すべての人への慈しみがあふれる、 心温まる現代のファンタジーが売りとしているが、 語りは熱くせつなくも、相当深刻辛辣な部分もあり、 しかし、暗いかと言えばそうでもない。 毒はあるが、明るくはないともいえなくない、ブラックコメディだ。 東京都杉並区阿佐谷南出身。現在は杉並区成田東五丁目あたりに在住で、 幼稚園から高校まで成蹊学園も高校を退学になり、 明治大学付属高校定時制卒業後に、明治大学政治経済学部を中退し、 共通干支のない渡部篤郎(68-0505/草亥)の付き人を経験したという一雫は、 DNA「龍」主導で、庶民的で熱い想像力の持ち主で、落ち着きはなし。 恵まれすぎると、かえって自分を追い込み、 裏読みしたり、ひねくれたりと厄介な放浪者。 漬物だけは、爪楊枝で食するかもしれない(笑)。 才能は主導する「龍」で、常に新たなものに挑戦する姿勢。 「龍+禄」は、一見優男だが実際は融通が効きづらい 視野のあまり広くない自己都合の愛情奉仕で、 手段を選ばず、信じた道を突き進む。 「龍+鳳」は、心の葛藤激しく、常に身を切る想いで、 神経を消耗させながら、言葉を産みだしていく。 安住安心安泰などには、最も距離のある性癖。 「龍+貫」は、成長と共に忍耐力が磨かれしぶとい。 諦めが悪いとは言わない(笑)。 「畑+龍+未月」は、口は達者でとりとめのない発信。 「丑」年生まれ「畑酉」は、根っこは正直。 伴星は「石」で、人脈の拡がる冒険的人生。 洩星は「龍」で、寅卯天冲殺ながら生地離れて、 導星は「禄」で、他人任せで終わる。 宿命の特長は、晩夏午後二時頃の砂漠。総エネルギー223点中土性96点と 人を惹きつける魅力は所有するも、守護神になるオアシスとなる水性は38点。 家庭なり経済状態は不安定だが、 それでも必死に持ち堪えようと悪あがきするのは、 年干支「雨丑」VS月干支「畑未」の天剋地冲のため、 一歩踏みだせば、人騒がせなことが少なくなく、 仕事面と所属組織、親と家系、仕事と立場などが、 常に安定しないことが、目立つ要素。 余所様に迷惑をかけることが存在意義みたいな部分が、苦悩のもとでもある。 この人を支える配偶者は、 「木」がないので、陰陽関係の月支「未」内「草」。 救いの水を得るために、井戸掘りが欠かせず、 ようは家計をやりくりするのに疲労しやすく、気をつけないと、衰えやすい。 母親は「陽」になるが、これも宿命にないので 同じく陰陽関係の「灯」は、主導する「龍」であり、 月支「未」内に鎮座するので、誠に目立つ母親。 実際の母親(46-0712/灯亥)は、目下縁薄いため、 一雫も不良をしたかと思えば、2歳年下の弟(75-XXXX)は自閉症だという。 この母親の月干支「草未」は、 一雫の年干支「雨丑」を天剋地冲しており扱いづらく、 仕事人間だったという父親の若林貴世志(42-1003/畑丑)は、 元株式会社東京放送ホールディングス取締役、同社社長室顧問。 プロ野球・横浜ベイスターズ(現・横浜DeNAベイスターズ)元オーナーで、 その道では知られた人物だが、 午未天冲殺同士の結婚により弊害が子に出たものだが、 先ほどの母親が「灯」とすれば、父親は「海」の水性だが、 これもないので陰陽の「雨」が父親成分だが、これは一雫の守護神にもなり、 幼少期には家庭に落ち着く父親でなかろうと、 一雫には救いであったには違いないのだ。 年干支の「雨丑」は、和合性が乏しく、一人でいる方が気楽で気まま。 孤独に鍛えられ、長い時間をかけて本物になっていく。 月干支の「畑未」は、開拓者を略奪搾取する施政者。 そして日干支の「畑酉」は、自制心が働き出世欲や金銭欲にうとく 淡々とした人生をおくり、親により良さを引きだされる。 干支番号構成は、50-56-46で、北方の限られた地域。 なので、小説を発表すれば、地元阿佐ヶ谷愛になる。 後天運は、初旬「2歳山午」は、DNA「石」の交友関係悪し。 小狡さも発揮し、読んでもない本の読書感想文を書くのは得意。 親の世界である年干支「雨丑」は干合支害なので、楽ではなく、 親以上に、本人の仕事運は生涯不安定である。 71歳までが準を含むターボ運(子丑天冲殺)廻りで、 何をやっても目立ってしまうので、悪事も表沙汰になりやすかった。 2旬「12歳灯巳」は、年支「丑」と日支「酉」の三合会局を伴う 主導DNA「龍」で、自己確立。 さすが17歳の神様ほど生意気にならなかっただろうが、 似たようなもので、好き勝手に青春を謳歌した。 3旬「22歳陽辰」は、DNA「玉」で、暑苦しい陽光のもとで、 役者を目指し、無頼の日々。 4旬「32歳草卯」は、DNA「車」の危険な状態におかれる 天剋地冲10年運天冲殺で、大逆転の時期。 当初はそれでも走り廻ったが、後半は役者への道を閉ざされ、 演劇ユニットを立ち上げ、次第に表舞台ではなく裏に回り 脚本家への道を模索し、歩き始めた。 現在の5旬「42歳木寅」は、DNA「牽」の名誉。 干合10年運天冲殺で、役目役割強化。 夏生まれであろうと、立派な作物の出現は喜ばしく、 ついには、念をこめたであろう作家デビューにまで漕ぎ着けた。 今後は6旬「52歳雨丑」は、使い易いDNA「禄」の半会で、 感謝と奉仕と投資の時期で、守護神水性の影響で、 経済的困窮からは脱し、効率良くまわるようになる。 7旬「62歳海子」は、DNA「司」の堅実性。 塩水でもないよりはマシだろうが、目先の金勘定だけでは、 地味になるだけで、活性はせず。 8旬「72歳宝亥」は、DNA「鳳」でゆとりであり失速。 ターボ運も抜け、さすがにただの年寄り、もぬけの殻であろう。 さて、本作の書き出しは 「娘が生まれた今日の日を生涯忘れ得ぬ日になるだろうと予感した。 いや、予感したというより、全身でこの感動を覚えておこうと固く誓った」 である。本作の主人公の娘の名前は「凛」。 そして一雫の実子もまた、若林凛(13-1226/陽寅)。 年干支が大半会する間柄とはいえ、一雫は冲殺範囲の「寅」をもたれており、 忌み神方向であろうと、目に入れても痛くない。 しかし、年支「巳」VS日支「寅」の害持ちは、 持続しづらい典型で、表裏ありで全力で生きづらい。 戌亥天冲殺で外向き志向であろうと、 総エネルギー213点中、月干「木」が守護神になっており、 そこまで努力をしづらく「牽」主導は、形に固執するあまり、 大きな失敗もないかわりに、冬生まれであり沈みっぱなしになりかねない。 つまり親が甘やかしてはならないのだが、大丈夫か。 この子の誕生背景には、一雫の妻(80-0923/畑亥)の存在も大きい。 夫の月干支「畑未」と日干支が大半会の関係になっている 「畑」同士の結婚に感動があるかはともかく、 この妻が年支「申」VS日支「亥」の害持ちで表裏あり。 娘ともども仕事をしてはいけない典型で、 火性ゼロ(DNA龍/玉なし)の野人の「鳳」主導で遊び人。 夫とは趣味みたいな場を通じて知り合ったはずだが、 娘はありえない火性ながら、娘の冲殺範囲を持っているという複雑さ。 しかし、10年運「35歳宝巳」は、主導DNA「鳳」の 害切れ10年運天冲殺なので、夫を上手に支えているのは評価できる。 一雫は、出会いはともかく、この妻と13年01月06日(海申)に入籍している。 01月なので干支は「海辰」年「海子」月「海申」の 塩水ながら、あえていえば守護神「司」の家庭的な時期なのは悪くない。 しかし、害持ちで何を考えているかわからない妻にとっては、 条件なし天冲殺の夢の中。 夢の中だからこそ、害持ちが悩まずに、 あれよあれよと一緒になれたのだろうが、 娘の誕生は、妻の同じく条件なし天冲殺の害切れ天剋地冲年。 そんなわけだから妻と娘には共通干支はなく、 害持ちだけ遺伝したことになる。 一雫のように半会持ち(年支「丑」VS日支「酉」)は、前進力は旺盛。 なのに配偶者が害持ちでは、ブレーキがかかる。 そこは少々残念だが、付き人していた渡部も、 実の父親も害持ちだったので、慣れていたのかもしれない。 さて、本書は娘が産まれ、父親が亡くなった時期に着想したという。 生まれ育った阿佐ヶ谷の街。パールセンター商店街。 電器店はないが、向かい側にある鰻店(稲毛屋)は活気があり、 鰻ばかりか、焼き鶏も豊富で舌鼓をうつ、 主人公の雇い主の気持ちもわかるものだ(笑)。 また夫婦の出会いになった蕎麦の福壽庵も現存すれば、 その後レジにたったスーパーもある地元愛溢れる作品で、 それに誘発のように、一雫も今年(17年/灯酉)になり、 約5年間住んだ新宿区から、地元杉並に舞い戻って、 刊行を迎えたのが主導DNA「龍」の年。 本来改良すべき年に故郷愛で舞い戻ったのは、 悪さをしてきた過去があろうと、さすがに寅卯天冲殺。 ならば、最後に触れておきたいが、本作主人公は似合わぬお台場に行き、 不幸に遭遇した。これは買い物は地元でするのが基本であり、 それが地元力という自然界に応援される素地をつくることなのだ。 阿佐ヶ谷になければ、準地元の吉祥寺だろうし、 それで、たいがい揃わぬものはない。 地元と融合すれば、様々な人にも助けられる。 一雫だって、お守りは地元の神明宮。 そんなことをあらためて感じさせてくれる、熱いが工夫の見られる作品だった。 あとは凛ちゃんが、この作品に何をくみとるか。 永遠を失っても、家族を見守りたい気持ちの清廉さ。 でも、物語にしてしまうと怖すぎる。 その意味では一雫と彼を支える妻の度胸に涙したい☆ |
■2017年11月18日(土)畑酉 |
藤井清美○明治ガールズ 富岡製糸場で青春をの乾いた熱気 |
○劇団青年座文芸部出身で、「るろうに剣心」や「相棒season13」などの シナリオを手がけた脚本家の藤井清美(71-0823/鉄辰)が、 初のオリジナル長編小説である 『明治ガールズ 富岡製糸場で青春を』を 06月29日(灯亥)の守護神「灯」のDNA「牽」重なりに上梓した。 同作は、江戸から明治に時代が移ってすぐのこと。 松代藩の中級武士だった横田家の娘「英」は、 持ち込まれた縁談に困惑していた。 密かに胸にあるのは、幼馴染みで使用人の息子の幸次郎。 けれど、身分違いの恋など許されない・・・。 一方、婿養子出身ながら目覚ましい働きをした 区長を務める英の父もまた、悩んでいた。 富岡にできるというフランス式の最新の製糸場に、 区から工女を出さねばならないのに、誰も協力してくれない。 父の窮地が家族の話題にのぼったとき、 縁談を断ろうとしていた英は、つい勢いで言ってしまう。 「わたし、富岡製糸場に参ろうと思います!」 身に余る縁談を先延ばしするための発言が、 「女ながらにお国のためになろうとは立派だ!」と、 なぜかあっけなく栄誉ある行動と誉めちぎられてしまう。 そして区長の娘が富岡に行く、という安心感から、 瞬く間に、個性溢れる少女たちが集まって。 総勢16名が松代から富岡までを五日かけ歩いて駆けつけ、 様々な思いを胸に共同生活を始めた。フランス式製糸場にフランス人上司。 初賃金とホームシック、そしてフランス人との交流。 いずれ故郷の松代にも立派な工場をつくるために。 あの時代、あの場所に、青春があった。 少女たちの瑞々しい青春の記録。そして、故郷への凱旋。 実話に取材した、元気がでる物語と言えよう。 徳島県出身で、筑波大学第一学群人文学類を卒業の藤井は、 「貫」冲殺主導で、頑固で強烈な意志の強さを持つものの、 マイペースは保ちづらく、常に何かに制約を受けながらも、 無理矢理でも前進していこうとするから、敵も多い。 「貫冲+鳳」は、時代の波に乗ろうともがくが、 時に時代をリードし、時に時代を後追いする。 「貫冲+龍」は、口八丁手八丁で、仕事と割り切れば、 誰とでも打ち解ける便利な性癖。 「貫冲+石」は、チームワークを必要とされる局面でも、 他人をおしのけてでも主導権をとらないと気が済まない。 「貫冲+車」は、作り事も平気で、嘘から出た誠もしょっちゅう(笑)。 才能は、この「車」でとりあえず動いてみようとする取材力。 「鉄+貫冲+申月」は、口うるさく、屁理屈でも正しいと思い込む。 「亥」年生まれ「鉄辰」は、矛盾がないと思っているのは本人だけ。 伴星は「車」で、孤軍奮闘。 洩星は「車」で、まずは一人でやってみる。 導星は「鳳」で、ゆとりを求める。 ある意味、主人公に共感しやすい部分あり。 宿命の特長は、初秋午後四時頃の何かを作る工場。 あれもこれもやることがあるので、明治時代の製糸工場ともいえなくもない。 年干支「宝亥」VS月干支「陽申」の干合支害は、 特別意識の強い、ひらめきのような不穏な空気で煙に巻く。 とてつもない裏があるようで、実は表面的にたぶらかそうとしているだけで、 実はわかりやすいノリの良さ。 最初は躓くことは多かろうとも、流れ作業なみに 勢いがついてしまえば、あとは気合いですませてしまう。 総エネルギー214点はそれなりで、自身の金性も66点という身強ながら、 水性70点は工場には水がつきものとはいえ、 出荷するための船にもなると思えばよいが、 実際は守護神火性が僅か15点しかないので、 虚の熱さであり、借り物な感じもしなくはない。 その火性も直火の「灯」ではなく天日干しなのに、 前記年干支VS月干支干合支害で、 年干の「宝」が「雨」に、守護神月干「陽」が「海」になってしまえば、 表現力で脚本家としては使えても、そこからさらに高みにいくには、 熱気が不足しているので、腕力勝負するしかないのだろう。 年干支の「宝亥」は、天性の第六感であり、他者を圧倒する独特な閃き。 ゼロから何かを生みだす創造力も顕著だが、傷みやすい。 月干支の「陽申」は、瞬時に物事を判断する直感力は、現実ばなれしている。 典型的な八方美人で、誰彼なく懐に入りこもうとする。 そして日干支の「鉄辰」は、豪放磊落でざっくばらん、無神経で自分勝手。 攻めて攻めて、攻めるだけの前進あるのみの、重戦車みたいな兵器。 干支番号構成は、48-33-17と北方・西方・南方の それなりの領域も、東方欠けで、もうひとつバランスに欠ける。 後天運は、初旬「5歳灯酉」はDNA「牽」の支合で、 ありえない守護神名誉が形になる可能性を与えられ、 幼くして直火の着火スイッチを与えられ、 熱く人々の役にたとうと意識が植えつけられる。 その気になりさえすれば上昇する生月冲殺も利点になった。 2旬「15歳鉄戌」はDNA「貫」の納音。 過去の経緯、出自などを超えて、破壊する事件を契機に、 生地生家をあとにして、宿命を開花させるスタートにたった。 3旬「25歳宝亥」は、DNA「石」の人間関係の構築。 方向性が定まらぬ揺らぎもあり、いわゆる屈服することもある修業時代。 3旬「35歳海子」は、月支「申」と日支「辰」のからむ DNA「鳳」の三合会局で、発信力強化。 11年(宝卯)のDNA「石」の害年には、行き違いでもあったか、 あるいはズル賢くなったか、 永年世話になった青年座を退団し、フリーになっている。 現在の4旬「45歳雨丑」は、DNA「調」となり、 この生まれにしては、さらに繊細な感性が付加され、 独特な表現力で、テーマは若い女性になるので、 明治ガールズが理にかなっている。 今後は5旬「55歳木寅」がDNA「禄」の引力本能強化。 ターボ運(子丑天冲殺廻り)も始まり、 何をしても目立つようになり、いよいよ一線級入りか。 6旬「65歳草卯」は、DNA「司」の干合支害で、 異性に騙されたり、金銭物資での失敗。 本業以外に手をだしてしまえば、まず挫折。 7旬「75歳陽辰」は、守護神「車」で元気な年寄り。 才能強化でもあり、まだまだ衰えず復活もあるだろう。 さて、実在した横田英(1857-1008/畑巳)は、 「灯巳」年「鉄戌」月「畑巳」生まれの戌亥生月冲殺で、 見事に家系の犠牲であり、水性ゼロ(DNA禄/司なし)は、 感謝奉仕ばかりか優しさなし。 木性ゼロ(DNA車/牽なし)は、配偶者成分皆無は、 結婚そのものに抵抗があり、自尊心も役目意識もない。 なので、ついつい父親の犠牲になったふりが、 渡りに船だったのであって、藤井はよく取材している。 また、「巳」年生まれ「畑巳」が待ち運というのも、 待っていたからこそ、動きだしたわけで、 腹をくくって流れに乗った感が強いが、 制約が多いばかりの生月冲殺のはみ出し運は、 故郷をいったん離れたことで消化してしまい、 顔見知りでしかない使用人の子に対し、 そこまで情がなかったことに気づき、 駆け落ちはせず、故郷の発展につくしたようだ。 これを、今年(17年/灯酉)が、DNA「牽」の存在しない 名誉や役割の条件あり天冲殺だった藤井が、世に出したものだが、 主人公の月干支「鉄戌」と藤井の日干支「鉄辰」は納音で、 主人公の年干支「灯巳」と藤井の年干支「宝亥」も天剋地冲となり、 そうそう補完しあう関係でもない。 だからだろう。藤井の年干支「宝亥」と月干支「陽申」が干合支害で、 最初は妙な、ワクワク感がそれなりにあったが、 富岡についてからの中盤は、月支「申」VS日支「辰」の半会が、 あまりにあっけなく急ぎすぎたツケで、 予想どおり(史実だが)とはいえ、どうにも腑に落ちない。 悪くはない話だが、とてつもない感動が湧いてこないのは、 「灯」が宿命にないため、藤井の熱気が一時的なもので、 無難にまとめすぎた感じがありあり。 悪い話ではないが、もっと熱気があればなお良かった☆ |
■2017年11月20日(月)宝亥 |
紫原明子○家族無計画どころか毒夢始まりで未来なし |
○シリアルアントレプレナー(連続起業家)とかなんとか、 崇められて、いい気になりながら、(軽快で飽きっぽいだけだからね) それを支えた元妻と子供二人を共に捨てさり、 あちこち豪遊したあげくインターネッ党なんていうのに、 かつがれて(バカだね)身上潰しこそね、 現在はちゃっかり再婚までしている家入一真(78-1228/木子)の元妻の 紫原明子(82-0926/海子)が『家 族 無 計 画』という書籍を 守護神半会年だった16年(陽申)の06月10日(雨亥)に、 上梓しているのだが、少々旧いが(最近知ったので)、 ツッコミ解説どころが、たんまりとあるんで紹介する。 同作は、キャバクラで月2千万円の豪遊、思い余って都知事選に出馬。 「日本一炎上しがちな夫」こと起業家の家入と、 18歳で結婚し、即出産。31歳で離婚し、腹をくくって社会人デビュー。 ネット育ちの新世代エッセイスト(どこがかな〜)が、 なにかと息苦しい現代家族の渦中から「寛容」と「自由」を提言する。 強く愉しく新しい「家族論」エッセイとかいうフレコミで、 ウェブマガジン「cakes」の連載を書籍化したもので、 「シングルマザーの子育て」「ママ友問題」「セックスレス」 「不倫」「自己責任論」などなど、 「家族にまつわるデリケートな問題に切り込みます」 って言っても、結局負け犬の遠吠えだか、 恨み節が原点というか、最後は呆れて・・・という話なんだけど、 むろんスタートばかりか後日談もとんでもないし、 共通干もない大間違い勢い結婚の悲惨な最後が、 あまりにもトホホなんで、笑ってしまう。 いや、笑ってしまう。もちろん後日談の後日談まであるからね。 福岡県出身で、高等学校在学中にメル友募集中の掲示板で (勉強もせずに、夢の中で深入りしすぎた訳ですよ〜) 知り合った元夫(当時はプログラマーだった)と、 何を間違ったか、卒業後の音楽専門学校在学中時に結婚。 現在は第一子男児(02-0305/海申)と、 第二子女児(05-0927/木寅)を育てるシングルマザーだが、 個人blog「手の中で膨らむ」が話題となり執筆活動を本格化。 「cakes」「SOLO」「WEB DRESS」などで連載、 「ポリタス」「ハフィントンポスト日本版」 「AM」など多くのウェブ媒体に寄稿。 その他「ウーマンエキサイト」にて 「WEラブ赤ちゃん」プロジェクト発案など。 本書が初の著作という紫原は、東横線沿線の都内に居住し、 週2回渋谷のIT企業に通いつつ生き抜く DNA「玉」主導で恐れ知らずに表現すれば、ババ臭い。 旧いものに縁ありで、築50年とかのアパートとやらも似合わぬ訳ではない。 落ちついた母親目線、ひとつのことを掘り下げる性癖で、 性懲りない人とも言えなくもない。 開き直れば、それが原動力なんで、非難はしないけど。 「玉+車」は、感じたことを行動に移す判りやすい人。 「玉+石」は、理屈っぽいが、千客万来。 「玉+貫」は、遠い未来は見通せない、その場限りの人。 「玉+牽」は、用心深い冒険心。 才能はこの「牽」で、栄誉役割などになるので、 妻でないのならば、それ相応の資格でも取って仕事にするしかない。 「海+玉+酉月」は、似合わぬ放浪癖。 「戌」年生まれ「海子」は、平和時補佐動乱時長の行動力。 妻より闘う戦士が似合うともいうが。 (車にしてしまうと単独行動で家入を抹殺しかねない) 離婚したからこそ、それが稼働したともいえる。 伴星は「司」で、家族一丸となって。失敗したけどね。 洩星は「牽」で、目上の引き立て。 最後に導星は「貫」で、一人で終わる気配だ。 (共同にするにも子供達が危険だぜ〜) 宿命の特長は、仲秋午後六時頃の「海」で、 暮れかかった光の殆ど当たらない暗さあり。 年干と日干の同一は、両天秤も、年支「戌」VS月支「酉」は害になり、 出だしは不調なばかりか、公私がアンバランスになりやすく、 なんとなく病的で不健康さが漂い、木性ゼロ(DNA鳳/調なし)は、 気持ちのやり場が乏しく殆どなきに等しいうえに、表現力の偏り。 思い切って排出させぬと汚れも顕著となり、キレやすい。 総エネルギー183点の身弱にもかかわらず、 生じられる金性が60点で、自身の水性が81点と、 気だけは強いのが売りであると同時に、 月干「畑」は干合変化しないのでブレないが、 次元が上がりづらく、始末が悪い面もなきにしもあらず。 年干支の「海戌」は、失敗を怖れない挑戦者だが、好不調が極端に激しい。 月干支の「畑酉」は、限定された範囲での美しさあり。 そして日干支の「海子」は、土壇場で知恵がはたらく庶民派。 干支番号構成は、59-46-49と北方偏りで、 あれもこれも柔軟にこなせるとも思えず。 後天運は、初旬「6歳山申」は、DNA「車」の危険な半会で、 危ない人生を送るようにできてはいるが、 年支「戌」VS月支「酉」の害を軽減する 西方動乱方三位が成立し、波乱はつきもの。 2旬「16歳灯未」は、DNA「司」の干合支害で、 絵に描いたような異性に騙されて転落。 結婚は、00年(鉄辰)のDNA「龍」の半会で、 年支「戌」VS月支「酉」の害切れ年だが、 出会いは同害切れの99年(畑卯)の条件なし天冲殺の夢の中と思われ、 この世のものとは思われぬ関係。 夫の心変わりは充分以上に予期できた。 また、こればかりか本人の変化(上京や出産)を加味すると、 年干と日干の「海」が「木」になり、 これが月干「畑」と二次干合すれば、 月干は変わらず「畑」なのに、年干と日干は「山」に変節し、 干合土性天干一気の完成は、目上を吹き飛ばす。 すなわち、子供の誕生も加速して、元夫をはじき飛ばしたことになり、 ある意味自制心が効かなかった自業自得な面もあり。 また02年(海午)の長男出産は納音年で、過去が崩壊。 05年(草酉)の長女出産は、ありえないはずの木性年でもあって、 力が萎えて、別居開始。 現在の3旬「26歳陽午」は、DNA「禄」の守護神天剋地冲で逆転。 10年(鉄寅)のDNA「龍」の変化条件なし天冲殺で求職活動。 夢で始めたことは夢で終わってしまっているのに、 現実世界に足を踏みだしたのが、また夢の中とは念入りだ。 14年(木午)の元夫の納音年の過去の完全破壊と、 紫原のありえない木性の対冲年で、ようやく離婚に漕ぎ着けるも、 16年(陽申)の守護神「陽」重なりの宿命害の軽減の方三位年まで、 子供の事を考えるなどで公表を控えてきたが、 ある意味、本書を売るためと諸般の事情(後述)で離婚を宣言。 今後は4旬「36歳草巳」が、あり得ない木性のDNA「調」の息切れ。 体調不安もあろうし、守護神火性の追い風も薄まって失速傾向。 何らかの偏りは、屈折なり反発反抗も加速して心許ない。 「仕事は二つ以上持った方が良いと思っていて 今もそうしてるけど、これに加えて最近、 どうせなら複数ある仕事のうち一つは肉体労働が良いかもと思い始めた。」 なんて言ってられるのも今のうちか。(両天秤の証し) 5旬「46歳木辰」は、同じくありえないDNA「鳳」の半会に、 年支「戌」VS月支「酉」の害も切れ、完全に気が漏れ、 どうにも身動きがとれぬ可能性濃厚。 6旬「56歳雨卯」は、DNA「石」の屈辱に妥協。 同様に年支「戌」VS月支「酉」の害も切れ、 薄まるばかりの10年運天冲殺で、 初旬条件もないうえに、年老いており先が見えず。 7旬「66歳海寅」は、DNA「貫」。ただ意固地の10年運天冲殺。 8旬「76歳宝丑」は、DNA「玉」の主導DNA支合で、 ようやく安堵の世界へ導かれるといったところか。 本人は「物書きは老後まで続けられる仕事だと 安易に思っていたけれど、取材するにも構成を練るにも書くにも 直すにもめちゃくちゃ体力がいる。 またある程度年齢がいくとライターとしての 仕事をふってもらいにくくなる場合もあるといい、 中年ライターの貧困問題は切実らしい。 私は生きていけるのだろうか。」などと発言しているが、 このまま何の手もうたねば厳しいとしかいいようがない。 さて、後天運解説では今後に関して、 相当奥歯に物が挟まるイメージになったが、 正直申し上げて、これからは勢いが完全に失せ、 需要もなくなり、何一つ先が見えぬようになりかねない。 これには元夫との何らかの外には出せない取引でもあったか、 あるいは妙な情けが発動されたか、潔さの感じられぬ離婚が全てだ。 そもそも、出会いからして夢の中、 干合支害10年運の挫折といい抗弁できぬものだが、 縁のない相手と関わり過ぎたうえに、 紫原は、現在も家入姓を捨てていない可能性があり、 そんな半端なことが、これからの明るい世相で許されるわけもない。 子供のためとはいえ(何処がだよ〜) こんな本もふくめて、悪しき痕跡を残しすぎだし、教育上好ましくない。 というのも、長男は紫原とは共通干(大半会や納音)があろうと、 真性水性天干一気の戌亥天冲殺で、 年干支「海午」VS月干支「海寅」の大半会で一見前向きだが、 月干支「海寅」VS日干支「海申」の納音持ちはどこか不憫。 むろん「鳳」主導は工夫次第だが、頭が廻れば目上は、渦巻きのように、 知恵を働かせ吹き飛ばすどころか、 自身の年干支「海午」を母親の日干支「海子」に納音されているので、 もとより父親とは共通干はないが、 成長と共に母親の呪縛からも解き放たれようと、紫原が犠牲になることもあり。 さらに長女のほうは、父親と共通干があろうと 紫原にはありえない木性の目上剋しの子丑天冲殺ばかりか、 天干一気なので、こちらもさらに縁なし。 総エネルギー138点の身弱ながら、水性ゼロ(DNA龍/玉なし)は鈍感なうえ、 親縁ばかりか目上縁が皆無という凄まじさには唖然。 しかも、これが本書によれば、夫が頼りにならないので、 (おいおい、サラリーマンならもっと融通効かぬし、 普通のことで、何を甘いことを言ってるんだ。強いクセに。) イザという時に困らぬように、事前入院し促進剤で陣痛をうながすという 計画出産だったということで恐れ入る。 こんな無茶苦茶なことをしておきながら、 当直医の関係で(自分と)誕生日を一緒に出来なかったなんて、 誠に不謹慎ではないか。 自然な出産なら、こうはならなかったことを恥じるべきだ。 「最近何かと憎まれ口ばかりたたく娘が 鼻の頭にヨーグルトつけてて可愛い。」なんて今だけなのだ。 こんな二人を抱えていれば、紫原は堪えきれずに自爆する可能性大。 一刻も早く、寄宿舎のある学校など、他人に委ねるような方向でないと、 親子で衝突するばかり、悲惨な事態も起こりかねないだろう。 (たぶん、回避できない) 「世の夫婦がそうであるように(中略)、 論理的に説明できないことばかりだった」ではなく、 いえいえ夫婦のことほど、論理的に説明できることばかりなのは、 いまここで解説しているとおりである。 また持続力のない、元夫は総エネルギー122点の木性で、 筏のような存在で流れて行くだけ(ただのゲスだけどね)。 セックスレスも何も、夢の中で出会って、 共通干もないのだから、この世の関係ではないから、 それも自然界のお知らせ現象で、なるようになっただけ。 もっとも金性ゼロ(DNA車/牽なし)は、役割意識も自尊心もなく、 そもそも真っ当に働く気などがない虚業家。 笑わせるのが、紫原が離婚公表に踏みきった背景というのが、 このボンクラ元夫が、15年(草未)だかのDNA「石」の 芳しくない交遊関係がらみの害年に交流開始したと思われる コスプレアニソンDJとかのサオリリス(84-1018/草酉)との間に、 ありえない金性方向の共通干支すらない娘(16-0428/鉄辰)が出来て、 あっさり再婚してしまったこと。(怒る気力もないってか〜) しかし、その相手にしても(元夫とは共通干支があろうと)、 目上縁がないと困る午未天冲殺なのに、 木性天干一気の目上剋しの、月支「戌」VS日支「酉」の害持ちで、 これまた条件なし天冲殺の夢の中で、騙したか騙されたかはともかく ろくでもない関係を築いてしまい、出産。 その娘は生年冲殺なもので、親の犠牲でしかなく、 あちこちのメディアに顔だしされて散々だが、 初旬「8歳宝卯」が、月支も日支(共に辰)も害なもので、 そこから反撃開始されるだろうし、 その前に、元夫は再婚相手とまたまた離婚する可能性大。 紫原の夢で出会って、今度は現妻の夢で出会ったので、もう若くないから、 さらに次は自分の夢(18年/山戌・19年/畑亥)の中で、 徹底的に地獄に落とされるかもしれないという図式。 これ以上は言わぬが華という結末の始まりだろうね☆ |
家入紗織(サオリリス)○84-1018 |
草木木灯(月支内のため野人扱い) 酉戌子※-3 石石車鳳龍(鳳主導) 木性(42)火性(16)土性(10)金性(60)水性(23)/総合151 午未天冲殺/天冲殺(23歳宝未/33歳鉄午)/方三位(13歳海申) 主導DNA対冲(63歳灯卯) 木性天干一気/天干一気破格(33歳鉄午/43歳畑巳) 月支VS日支害/害切れ(53歳山辰/63歳灯卯) 火性脆弱/土性脆弱/金性過多/水性脆弱 -3歳雨酉/13歳海申/23歳宝未/33歳鉄午/43歳畑巳/53歳山辰/63歳灯卯/73歳陽寅〜 |
■2017年11月24日(金)草卯 |
和月伸宏 児童ポルノ禁止法違反摘発と歪んだ夫婦生活● |
○女児の児童ポルノ動画を所持したとして、 警視庁は11月21日(海子)のありえない水性(DNA車)の天剋地冲日に、 漫画「るろうに剣心」作者で、 東京都西東京市在住の和月伸宏(70-0526/陽午)を 児童買春・児童ポルノ禁止法違反(単純所持)容疑で書類送検。 捜査関係者によると、西脇容疑者は感謝・奉仕・投資月だった10月(鉄戌)、 都内の事務所で10歳代前半の女児の裸が映った動画を 収録した複数のDVDを所持した疑いで、容疑を認め 「小学校高学年から中学2年生くらいまでの女の子が好きだった」と供述。 新潟県長岡市(旧越路町)育ちの和月は、 DNA「貫」主導で、可愛いのは自分で、マイペース。 木性ゼロ(DNA龍/玉)は、頭の中は空っぽで、理性の欠片もなし。 水性ゼロ(DNA車/牽)は、遵法意識なし。 総エネルギー279点中火性114点で、相当クドく持て余している様相。 87年(灯卯)のDNA「石」の条件なし天冲殺に、 第33回手塚賞佳作を受賞しデビュー。 ありえない木性のDNA「龍」の半会年だった94年(木戌)に、 映画にもなり後の大ヒット作となった「るろうに剣心」の連載を開始。 当初は集英社「少年ジャンプ」に99年(畑卯)の DNA「調」の条件なし天冲殺まで連載され、 現在は18年ぶりとなる続編が「ジャンプスクエア」で連載中。 そんな中、来年には実写映画最新作の撮影が予定されていたというが、 今回の事件で「暗礁に乗り上げた」ようだ。 これまでの12年(海辰)のありえない守護神年と 14年(木午)のありえない創造力年(2本)に映画は上映され。 3作の合計興行収入は120億円を超え、単行本や二次使用料等々これまで、 実質実入り25億円とも30億円とも言われる和月だが、 明らかに遊興に走ったため、自然界に成敗されたとみる。 ちなみに後天運は最初の「4歳海午/14歳雨未/24歳木申/34歳草酉」が、 ありえない水性と木性廻りで無限大の成長をみせたようだが、 現在の「44歳陽戌」は、変剋律付の主導DNA大半会10年運で、 ワガママな大事件に遭遇するもので、今後の10年運に見るべきものはなし。 なお「るろう」のヒロインは「薫」だが、 和月の夫人は、ボーイズラブ作品を手がけていた黒碕薫(69-0126/宝丑)。 「るろう〜」の開始時には友人関係だったようだが、 03年(雨未)の和月のありえない水性の方三位年で、 黒碕のDNA「龍」の主導DNA対冲年あたりから、仕事を組むようになり、 現在は想像力なしの和月の原案づくりを支えているようでも、 黒碕は何故か函館で暮らしており、生活は共にしてはいない。 そりゃそうだろう。 和月の月干支「宝巳」と黒碕の日干支「宝丑」が大半会しようと 日干支同士は干合支害という、腐ったようなもので、 同居はせずに、アイデアだけを借りて、子供もいないという、 どうにも金銭物質欲の塊にしかみえない二人。 黒碕は火性ゼロ(DNA車/牽なし)で配偶者成分皆無のため、 相手を間違いやすくボーイズラブに走り、夫からは頭脳だけを頼りにされ、 妻は夫の野蛮な生活力が狙いで、利用しあうだけ。 同居せずとも一応夫婦なので、黒碕の後天運はターボ運(子丑天冲殺廻り)付で、 現在の「47歳鉄申」は、DNA「石」の屈辱で汚れる。 今年(17年/灯酉)は黒碕がありえない火性の熱気で 溶かされかねない時期で、DNA「車」で危険。 ビジネス夫婦でしかないといっても、だからこそ、衝撃はあり。 干合支害は妙な緊張感があるから、当初はそれなりに楽しかったろうが、 子が出来ぬということで、未来永劫添えぬ訳あり。 だからといって、女児に興味を持つのはお門違いで、 黒碕は和月の趣味を知り抜いていたはずだ。 こんな連中を、これ以上のさばらせるわけにはいかぬと 自然界が超法規的警告をなしたのだろう。 所詮、漫画なのだから、身から出た錆。 あとは流浪するしかないし、完全復活は厳しいかもしれない☆ |
■2017年11月27日(月)山午 |
鈴木輝一郎○桶狭間の四人 光秀の逆転と作家の素顔 |
○山村正夫(31-0315/畑巳)小説講座に講師としてきた 編集者に渡した持ち込み原稿が採用され、 91年(宝未)の守護神DNA「龍」の対冲年に、「情断!」でデビューし、 94年(木戌)のDNA「調」年には、「めんどうみてあげるね」で 第47回日本推理作家協会賞(短編および連作短編集部門)を受賞し、 サラリーマンを辞し家業(既に廃業)に従事しながら精力的に活動してきた 鈴木輝一郎(60-0724/雨丑)の『桶狭間の四人 光秀の逆転』が 07月05日(雨巳)の大半会日に上梓された。 同作は、あまり知られていない、 否、史実がそこまで詳しくはない明智光秀の視線でみた 桶狭間の戦いのエピソードであり、のちの天下人たちが、 まだくすぶっていた頃の物語で、戦国期の就活物語である。 実際、桶狭間に居合わせたかも不明だが、 そこは手練れの物書きの鈴木の筆は冴える。 光秀はサイコロバクチが大好きな老境に入った男で、 妻が自分の黒髪を売って仕官のための活動費を工面するような境遇。 むろん、そんな悲哀に満ちた光秀の格好悪さをデフォルメしている。 光秀(45歳)は、人生後半戦にしていまだ牢人暮らし。このまま終わるのか? 秀吉(24歳)は、裏の仕事でこき使われても全く出世の目なし。 信長を裏切る気満々。家康(19歳)は、若くしてすでに苦労人。 今川軍の雇われ城主。信長(27歳)は、謀反、暗殺、 隣の大大名今川義元の脅威で常にキレ気味。 天を味方にし、運を引き寄せた鬼才たちの「青春」。 痛快な戦国喜劇で、名将たちの夜明け前を、 面白可笑しく、時に地の言葉を交えて描く、 戦国というよりは、そこいらの冴えないオッサン連中の 飲み屋の戯言みたいな、切り口はある意味斬新で輝いているお話し。 「不満のない人生と満足できる人生を間違えるな」である。 いちいちもっともな笑える言葉選びに触れている。 また、往時のこの国の狭さを改めて思い知った。 だって武将は共通語で話しても、庶民なり足軽は 他国の者とは、そうそうコミュニケーションがとれなかったと。 さすがに努力さえすれば嫌われぬ鈴木らしく、 読んでいて飽きないことだけは、間違いない。 「信じることに根拠はいりません」だからね。 「おろか者は合戦で勝負を決めようとする。 賢い者は勝利を決めた状態で合戦にのぞむ」そうだ。 岐阜県大垣市出身で、日本大学経済学部を卒業。 大学卒業後、ゲームメーカー・タイトーに入社、 東京で営業・店舗開発などに従事も、 ユーターンし実家が営む、株式会社鈴木コテ製作所に入社。 工場で左官コテの製造、のちに営業に従事。 02年(海午)のDNA「石」の害年に、父親の死去にともない代表取締役に就任。 作家との兼業だったが、14年(木午)のDNA「調」の害年に 自主廃業したという鈴木は、「車」主導で、 働き者だが、落ち着かない単独で動く人。 素早い反応は、まるで機械が更新するようなtwitterにも表れている。 「車+貫」は、意志が強そうに見え、ほぼ真っ直ぐ進む。 「車+車」は、計算しながら動くうえに、頑固一徹でもある。 「勝利とは、敵を全滅させることではなく、 設定した目標を達成することだ」は、けだし名言である。 「車+玉」は、思考と行動の一体化。動きながら考える。 淀みのない話し言葉で綴られる文章は、スピード感あり。 「雨+車+未月」は、自己反省。それを活かす。 「子」年生まれ「雨丑」は、まとめ下手。 完結させるより、次の展開を示唆する。 伴星は「鳳」で、豊かな感性を心地良く、なし崩しに発信。 洩星は「車」で、孤軍奮闘、マイペース。 導星は「貫」で、最後は一人。 宿命の特長は、晩夏午後二時頃の勢いのある「雨」。 総エネルギー210点中自身の水性104点と、まるで集中豪雨。 あるいは恐ろしく落差のある滝。一風変わった景色に見えるのは、 年支「子」VS月支「未」の不穏な害。病的なのに元気だから、それが魅力。 また、月干支「雨未」VS日干支「雨丑」の納音は、 私生活に良さがでず、秘密めいたものあり。 表面に見える滝の見栄えの裏には、何か見てはいけないものあり。 水性以外の成分はおおむね弱く、ようは勢いの人。 年干支「鉄子」は、取り越し苦労が多いも、格好だけはつけるナルシスト。 月干支「雨未」は、精力的に活動し 「仕事と女性は来るもの拒まずがモットー」と 異性に対して並々ならぬ興味を持つが失敗もしやすい。 30回近くのお見合い経験者というのが、それを物語っている。 そして日干支の「雨丑」は、和合性なく単独で生きる。 好き嫌い激しく衝突も度々。 人の見ていない所で努力はするが、介護などで悟ることも多い。 干支番号構成は、37-20-50で西方南方北方で、 そこそこの領域を有するが、東方欠けで未来より過去に学ぶ。 後天運は、初旬「5歳木申」が、DNA「調」で変わり者。 奇抜な工夫はするが、敢えて言えば女性的感性で、 愚痴も多ければ、生き方も極端になる。 2旬「15歳草酉」は、DNA「鳳」の遊び心の半会。 趣味の延長みたいなもんだから、ゲームメーカー入社している。 3旬「25歳陽戌」は、DNA「司」の変剋律刑で、 家族や地元での苦悩で、岐阜に帰り実家が営む、 株式会社鈴木コテ製作所に入社。 はじめは工場で左官コテの製造、のちに営業に従事。 月2回、 前出の山村正夫小説講座に講座に通い、 デビューもしたし、お見合いを30回以上も繰り返し 「ご立派すぎて」なる本まで刊行するが、 これも変剋律で地味でも才能が磨かれた成果(出版は95年/草亥)。 この最後の最後の94年(木戌)に結婚。 4旬「35歳灯亥」は、DNA「禄」の方三位。 同じく変剋律は愛情奉仕の苦難。 長男が誕生するもアトピーや喘息に苦しむうえに、 実父を始め、祖母や義理の父親など、近しい親族の介護や葬儀で疲弊。 介護の連鎖地獄を表した「家族同時多発介護」を刊行。 03年(雨未)の納音年最後には、NHK文化センターで小説講座も開始。 5旬「45歳山子」は、DNA「牽」の干合支合で、様々な役割で才能開花。 介護は続いたが、失敗もあり離婚もした。 10年(鉄寅)にはWEBで「鈴木輝一郎小説講座」を始める。 現在の6旬「55歳畑丑」は、DNA「車」の主導DNA。 苦悩の30年は抜け、平穏とはいえ、戦いであり多忙なのだ。 この後は7旬「65歳鉄寅」が、晩年の守護神「玉」の10年運天冲殺。 変則方三位もあり、冬から春への落ち着かぬ厳しい何かが起こる。 歴史も過去も介護も経験したので、若い時分に出来なかった何かが 突如派手になり収拾がつかなくなる予定だが、 一気に落ちたくなければ、流れに乗って感謝をしながら身を任せるだけ。 8旬「75歳宝卯」は、DNA「龍」の守護神改良改革の10年運天冲殺。 思い切り無理をして生き急ぐのかもしれない。 さて、夏生まれの「雨」は多情。それを隠すことはしないのが鈴木。 30数回した見合いの果てに結婚した夫人は、 幼い時からの顔見知りだが、 まともに話したのは見合いの席(93-0815/山辰)で、 鈴木の大半会年(93年/雨酉)のDNA「玉」月(08月/鉄申)の 鈴木の干合日という都合の良さはあったが、 相手というのは、元市議会議員でもあった父親の高校の同級生が経営する、 徒歩5分ほどの場所にある(創業慶応四年の) 呉服屋の娘(66-0309/灯卯)で、当日はDNA「調」の害日。 何かの手違いか、仲人がこの辺で決めてしまおうと思ったのか、 元妻の忌み神DNA「車」の天冲殺の夢の中ばかりか、 ありえない水性(DNA車/牽)の危険な天剋地冲年でもあり、 どうにでもなれと壊れてしまった状態なのに、 そんな気持ちは考慮されることなどなく、 とんとん拍子に話が進んでしまった。 (元夫人曰く「不覚は一生に一度ある」だそうだがお気の毒にね) 元夫人にとっては、結婚(94-0618/草亥)は、 ひとつの流れを極める「玉」の支合年とはいえ、 条件なし天冲殺年ばかりか、(結婚当日)が主導DNA「龍」の天冲殺半会日では、 仕組まれたあげく、騙して結婚させられたようなもの。 鈴木とは一切共通干支がなく(年干支同士は天剋地冲でもある)、 元妻の日支「卯」が鈴木の冲殺範囲を持とうと、 水性ゼロ(DNA車/牽なし)の配偶者成分皆無で、 元妻にとって鈴木は、干合する「海」ですらなく、 ありえない危険な水性方向では、感動も何もないから、 いつも棘のあるような接し方で、気持ちの一体感がなかったのだ。 さらに、第一子男児(96-1109/鉄戌)は、鈴木とは共通干はあるものの 元夫人とは年干支同士が納音関係で、 出産が天冲殺明けとはいえ、忌み神年の天冲殺月の天冲殺日では、 冲殺範囲をもたれていたためか、いまひとつ。 また、身強とはいえぬ冬の「鉄」で、 幼い時は、アトピーやら喘息で入退院を繰り返し、 これに両家には要介護の年長者も多く、 不幸も重なり、さすがにその間は気丈夫に対応していたようだが、 一廻りした(夫人の)大半会天冲殺年(07年/灯亥)に、 とてつもない大きな行き違いでもあったのか、 (元夫人の変剋律と10年運天冲殺の重なりで、苦悩から逃げた) 明けて08年(山子)の鈴木の60年に一度の干合支合年には別居。 09月(宝酉)の守護神DNA「龍」の改善半会月の DNA「調」の独創的天冲殺日だった11日(木寅)には、 (鈴木が)断酒を実行して実家に戻り、 10年(鉄寅)の鈴木の守護神天冲殺年には、遅くとも離婚が成立していた模様だ。 このことについては、さすがの鈴木も多くは語っていないので、 憶測でしかないが、現在のところ息子への言及はなく、 夫人が連れていったと判断すべきだろうが、夫人も大変であろうな。 鈴木は95年(草亥)の「ご立派すぎて」では、 「離婚してせいせいした人は、不幸な結婚をしたからこそ、 離婚の幸福を味わってるのさ」などと書いているが、その不謹慎さは笑えない。 だって、断り続けられてきた鈴木の見合いは、 中途から本を書くための取材になっていたのだから。 しかし「田舎ですから、断られても断られても(話は)くる」は、 さすがに女性の敵とは言わぬが、アヤがつきすぎた。 相手の人生に責任を持つのが結婚なのだから、 もっと、ときめく相手を心ゆくまで探すべきか、 人任せにしたならば、子供までいるのに、 仲人の顔をたて離婚はすべきではなかったという意見もあろうが、 ようは「介護に疲れた結果」という都合の良い合意でもなされたのであろう。 「大人になることは夢を捨てることなのだ」ではなく、 相手の夢の中で、勢いで結婚しても、本物にはならず、 いくら、自営業の跡取り息子で、ジジババ大ババ小ババつき、 本人は小説を書いていて、その父親は四年に一度選挙があり、 マイナス要因のデパートみたいと言おうが、 互いに未来が見えなくなったとはいえ、配慮はほしかったが、 捨てられたんだから、仕方がないね☆ |
第一子男児○96-1109 |
鉄畑陽灯 戌亥子+9 車玉石禄調(禄主導) 木性(22)火性(19)土性(19)金性(40)水性(64)/総合164 寅卯天冲殺/天冲殺(29歳海寅/39歳雨卯)/方三位(19歳宝丑) 主導DNA天剋地冲(49歳木辰) 木性脆弱/火性脆弱/土性脆弱/水性過多 +9歳鉄子/19歳宝丑/29歳海寅/39歳雨卯/49歳木辰/59歳草巳/69歳陽午/79歳灯未〜 |
■2017年11月29日(水)鉄申 |
倉阪鬼一郎○からくり亭の推し理の苦悩は家庭にあり |
○87年(灯卯)の守護神DNA「鳳」年に、 短篇集「地底の鰐、天上の蛇」を自費出版デビュー。 「日本唯一の怪奇小説家」を名乗るも長続きせず。 97年(灯丑)の守護神条件あり天冲殺年に 「百鬼譚の夜」で再デビューすると、 モダン・ホラー的な作品、本格ミステリとホラーとの融合作品、 奇抜な趣向を偏執的に凝らしたバカミスなど、 速筆を保ちつつ作風を広げ、自称「特殊小説家」となり、 近年は時代小説にも進出している倉阪鬼一郎(60-0128/草卯)の 『からくり亭の推し理』が、06月10日(山辰)のDNA「司」の 害日に上梓されているので解説する。 同作は「小説幻冬」2017年04月号に掲載された「龍を探せ」に加え、 「謎の二人組」「大むささびの影」「馬はいずこ」の三作品が、 書き下ろしされた短編集で、南町奉行所隠密廻り同心 古知屋大五郎が難事件に名推理で挑む本格捕物帖の第一作という位置付け。 時は安政四年。好色者で火事のたび大儲けする材木問屋の主人が殺される。 死人は「龍」の字をしたためた小さな紙片を握っていた。 怪しいのは番頭の龍蔵、出合茶屋の元締め龍次、商売敵の昇龍屋か? 周囲には他にも「龍」がいくらでもいて・・・。 浅草駒形から田原町へ抜ける小道にある常連しか通うことの出来ない 料理と酒を提供する見世「からくり亭」に夜な夜な集まる 同心や瓦版屋や役者など、当時の粋な連中が事件を肴に、 日夜盛りあがるという、まるで落語みたいな話。 なお「からくり亭」の軒行灯の下のほうには、 小さく半分に割れた栗の殻の絵が描かれている。 栗の殻は上向き。すなわち空(から)栗(くり)。 そういう判じ物なのだが、そこは作者が魅せるところ。 三重県上野市(現・伊賀市)生まれ。早稲田大学第一文学部文芸科を卒業。 早稲田大学大学院日本文学専攻中退で、大学の事務職員を経験後、 フリーライターになるも、喰えずに印刷会社に入社、 文字校正係として11年間勤務、人間関係で嫌気がさし、 校閲プロダクションで3年余り過ごし、 98年(山寅)に専業作家となった倉阪は、 現在は神奈川県茅ヶ崎市内に居住し、DNA「禄」冲殺主導で、際限なし。 インプットとアウトプットのバランスが良くない面あり。 お金なら、でる一方。作品のアイデアも、でる一方。 多作なのは、調子に乗ったら、空でも飛びそうな生月冲殺ばかりか、 このストッパーのない形だから、だだ漏れしている状態なので、 作品には当たり外れありだが、なんとなく金銭物質運に縁なく ザルのように漏れていくので、いくらでも需要があれば書くだけ。 立派なもんだ。 「禄冲+玉」は、生月冲殺なのに作風だけは計算するが、 実際の本人は、我が道を行く。才能は、この「玉」で旧いものに学ぶ。 デビュー時には想像しなかったかも知れぬが、 今作のような題材でヒネリを効かすのが、はまる。 「禄冲+貫」は、真っ当な道を歩まず。かつては縫いぐるみの黒猫が相棒。 「禄冲+禄」は、頑固で不器用なはずなのに、 結婚したら、そこそこ夫人に合わせる。 「禄冲+鳳」は、喋るよりは文章にしたほうが、まともに伝わるイメージ。 「草+禄冲+丑月」は、落ち着きなく晩年が不安。 「亥」年生まれ「草卯」は、現実ばなれした人で、一般常識は通用せず。 伴星は「石」で、妙な人脈。 洩星は「玉」で、身内の助け。 導星は「禄」で、他人が終了。刺客は怖い。 宿命の特長は、晩冬午前二時頃の雑草で、 あるいは特別な人にのみ効く妙薬なり食べ物。 「からくり亭」と思えば、滅多にお目にかかれない材料を使った 食物を提供する趣味などの同好の士が集う あるいは深夜に活動する限られた人がお金を落とす場所。 総エネルギー175点は身弱な部類だが、 目上剋しで、その気になれば強気な子丑天冲殺で、 自身の木性が73点もあるのだし、年支「亥」と日支「卯」が半会すれば、 さらに木性が稼働するので、脚腰は強い。 とはいえ、他では季節柄水性が強く、浮き草のごとし。 だからといって、マラソンはともかく水泳まで始めなくてもいいだろうに(嘆)。 守護神火性は木性旺地のため、消されることはないが、 冲殺されているため、目下に左右される。 正式な配偶者成分である「鉄」がなく、 陰陽の「宝」は、同じく冲殺された月支内で、 結婚したら妻子に振りまわされる典型も、 それもまた救いなのだから、やむなし。 猫好きは、この陰の金性に支配されているわけだが、 好ましいとは思えず、身を傷めるとあえて警鐘したい。 月干支の「畑亥」は、度胸自慢の勝負師。 頭より指の反応が早く、多くの作品を産むし、 かつては校閲マンとして、ならした。 月干支の「灯丑」は、先祖のなし得なかった、何かを実現する。 そして日干支の「草卯」は、比較的真面目だが鈍い。 ようは、発想は現代人にはあらず。 干支番号構成は、36-14-52で西方東方北方で、 人情話でもどこか暖かさが感じられずに、実は冷たい。 後天運は、初旬「7歳陽子」は、初旬10年運天冲殺で、 年支「亥」と月支「丑」の間を埋める、冬の方三位が成立し、 守護神でもあるため、DNA「調」の偏りと刑でも、 根が真面目であるため、大いなる脱線はなしか。 2旬「17歳草亥」は、DNA「貫」の大半会特別条件付10年運天冲殺。 他人とは異なる生き方をすることで大きな事件を起こす。 自費出版だろうと恐ろしい話だろうと、それはそれで目立った。 仕事が長続きしなかったのは、生月冲殺ゆえに、 小説ばかりか、俳句に翻訳にと手を出しすぎたからか。 3旬「27歳木戌」は、DNA「石」の特別条件付10年運天冲殺で、 他者と境界をひきたいものの、なかなか叶わぬ時期。 4旬「37歳雨酉」は、DNA「龍」の対冲で、新たな出発。 ただでさえ制御不能な人生が後天10年運天冲殺で、 さらにブレーキがかかっていたものがなくなり専業作家に。 新たな挑戦は結婚という道にも入った。 5旬「47歳海申」は、DNA「玉」の旧い方向だが、 それ以前に月干「灯」が干合で「草」になったという変化が、 子供の誕生にもなったわけだが、 同格になるということは、張り合う関係でもある。 今年(17年/灯酉)から始まった6旬「57歳宝未」は、 DNA「車」の三合会局で、相変わらずの似合わぬスポーツ三昧で、 これでは稼働力が制約され「60歳過ぎたら大河の原作・・・」は叶わぬぞ。 ただでさえブレーキの猫飼育では、木性は特に厳しい。 7旬「67歳鉄午」は、DNA「牽」の名誉。 果たして、それを受けるだけの底力が残っているか。 なければ不名誉というか、それを悶々と羨ましがる。 8旬「77歳畑巳」は、晩年の主導DNA「禄」。 ようやく自分の本質を知ることになるが、自己確立するには遅すぎるかも。 さて、倉阪は調子に乗れば相応の成功をも収める生月冲殺。 本来ならもっと早く稼働し、世にその名を轟かしても良かったのだが、 軽いのに気だけは強く、しかも目上剋しの子丑天冲殺では、 編集者に好かれることはなく、自己発揮のあげく、 職を転々として、あたら疲労するばかり。 仕事は割り切って死んだふりをしながら、 せっせと始めは趣味で作品を描いていれば、ひと味違う人生もあったろう。 ところで、倉阪は06年(陽戌)に結婚しているが、 節入り前の01月(畑丑)なので、05年(草酉)の納音年での婚姻となる。 出会いも同様なので、過去を良き方向に清算したことになるが、 相手は倉阪のファンでもあった桐生未月(73-0124/鉄申)だが、 共通干のない日干が干合するだけの、 目上剋しの子丑天冲殺同士の壮絶な運の喰いあいみたいなもので、 推奨できるものではない。 桐生はひとつの流れを極めるべきな生年生月冲殺にもかわらず、 医療関係に勤務しながら、派遣もふくめて職を転々としたのは、 火性ゼロ(DNA車/牽なし)の野人で、真面目に仕事をする気持ちなどなく、 オフ会三昧のようだったし、木性ゼロ(DNA禄/司なし)は情け容赦なく、 勤勉さの欠片もない配偶者成分皆無の人であり、 さらには10年運「16歳宝亥」のDNA「石」の屈辱と妥協の害での、 社会参加なので、よほど出来た人間でないとたちゆかぬ。 (これでは鬱になったのも納得できる) 「玉」冲殺主導は、妙な本読みだし、家系の犠牲。 それが害明けの「26歳鉄戌」の勢いで、倉阪を圧倒したのだから、 自己発揮も死にものぐるいなら結婚くらいは出来る。 それも、あり得ない木性の出現で、イケイケドンドンだったのだから、 ブレーキの壊れたなんとやらで、 総エネルギー216点の桐生が倉阪を落としたもの。 そして、勢いで第一子女児(07-1106/木辰)を出産したのだが、 ありえない火性の害年(07年/灯亥)ということで、 残念ながら誘発剤使用したこともあり、 桐生とは共通干のある方三位があろうと、 なんと倉阪とは共通干のない害の関係になってしまった。 だからだろう。娘は急に暗くなったり大きな音が苦手だったりになり、 発達障害とも言われる始末。 この理由は、両親の干渉が強ければ、やむなしで、 親ばかりか、彼女も秋の木性で水など無用の忌み神なのに、恐れ知らずなり。 DNA左3「禄」は、配偶者なり内側の人間(親など)の身上潰す。 「41歳草卯」が、10年運天冲殺害なので、最も危ういところ。 それまで倉阪が存命の必然はないが、そこまで行かずとも、 現在は「1歳宝亥」で、金性に制御され苦痛。 そして来年(18年/山戌)から始まる「11歳海子」は、 守護神年干「灯」が失せ救いも消える。 その来年は主導DNA「禄」の天剋地冲で、 何やら危険な事件や事故に遭遇することも否定できず、 20年(鉄子)が、倉阪の干合天冲殺年で、母親は大半会天冲殺年で、 本人は「木」が斬り倒されかねない半会年で危うくなる。 倉阪よ。子を活かすも殺すも親の責任。 あんたは余計なスポーツに興じる暇があったら、仕事に専念すべきだし、 作家は座り仕事だからといって、 子供を巻き込んで夫婦で破滅の道へ進まないでいただきたい。 今なら、まだ間に合う。距離をおいてくれ。 自転車なんか誕生日プレゼントに買い与えておいて 事故にあったらどうするんだい。 それも否定できない一家なので、彼女にはのんびり暮らさせてあげてくれ☆ |
妻○73-0124 |
鉄雨海灯 申丑子※-6 鳳調貫玉調(玉冲殺主導) 木性(00)火性(00)土性(26)金性(63)水性(127)/総合216 子丑生年生月冲殺/天冲殺(6歳海子) 初旬条件あり(年干支と律音)/方三位害(16歳宝亥) 主導DNA(36歳畑酉)/干合支合(76歳草巳) 木性ゼロ(配偶者成分皆無)/火性ゼロ(野人)/土性脆弱/水性過多 -6歳海子/16歳宝亥/26歳鉄戌/36歳畑酉/46歳山申/56歳灯未/66歳陽午/76歳草巳〜 |
移 動 祝 祭 日● 2 0 1 7 年/ 灯 酉 |
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